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【中日新聞杯】混戦模様のハンデ戦、あの穴馬に注目/JRAレース展望

  • 2019年12月04日(水) 06時00分
 一昨年から冬の開催に移動してきたGIII。それ以前は春の開催に組まれていて、暮れの中京ではGIIの金鯱賞が行われていた。混戦のローカルハンデ戦ではあるが、コース改修以降の中京芝2000m戦、そして時季変更前の金鯱賞の結果も踏まえて傾向を探っていきたい。

1.主流血統

 改修後、冬開催で行われた芝2000m戦(未勝利以下除く)の成績を種牡馬の着別度数順で見てみると、1位ディープインパクト産駒、2位キングカメハメハ産駒、以下ステイゴールド産駒ハーツクライ産駒と続き、この4つの種牡馬の産駒によって全体の半分の勝ち星が挙げられている。

2.持続力必須

 中京コースは直線の入り口に急坂があり、坂を上り切った後もしばらく直線が続く。単なるキレ味よりは持続力が求められやすいコース形態だ。より長い距離や小回りコースで持続力を活かしてきた経験がこの舞台で活きやすい。

3.やや外目の枠有利

 12〜16年の金鯱賞と17・18年の中日新聞杯の成績を合わせて見てみると、1〜4枠が[1-2-4-34]で複勝率17.1%なのに対し、5〜8枠は[6-5-4-44]で複勝率25.4%。3〜4角が下り坂のスパイラルカーブとなっているため、内でロスなくという競馬より外目スムーズの方が流れに乗っていきやすい面もあるのだろう。ただし、馬番14番以上が馬券に絡んだ例はゼロ。外過ぎるのは歓迎できない。


 サトノガーネットは阪神芝2400m、函館芝2000mで勝ち上がってきたように、純粋なキレ味勝負より起伏のあるコースでの持続力が活きるレースで台頭しやすいタイプだろう。そう考えれば、レースのラスト1ハロンが11秒台だったここ3走で差し届かなかったのも無理はない。ハンデも手頃で、中京に変わって見直す余地は十分にあると見る。

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