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香港マイル・香港G1」(8日、シャティン)
日本から参戦する9頭のうち、7頭が最終追い切りに臨んだ。芝コースで力強い脚さばきを見せたのは、カップに出走する
インディチャンプ。海外初タイトル奪取に向けて視界は良好だ。ヴァーズの
ディアドラも、快活な走りで好ムードを漂わせている。
気温が一気に上がり始めた現地時間4日午前9時。シャティンの芝コースに登場した
インディチャンプは、レーンを背に単走で6F84秒5-2F22秒6を記録した。
直線はやや突っ張るようなシーンが見られたが、内馬場から見守った生野助手の解説に納得だ。「スタンドに物見をして、内にささる感じになっていましたね」。それでも、最後は力強い動きでフィニッシュ。「ちゃんと動けていました。良かったと思います」と内容に合格点を与えた。初コンタクトの鞍上も「コンディションはいいね」と好感触を得た様子。出走態勢は整った。
到着時に目立っていたイレ込みは2日ほどで治まり、それに伴ってカイバ食いも良化。長めからしっかりとやれたことが、順調さの証しと言えるだろう。「体重は同じか、少しマイナスぐらいでは。状態は悪くないので、このひと追いでもう一つ上がってくれれば」と同助手。日本が誇るマイル王が、世界制覇へ王手をかけた。
提供:デイリースポーツ