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【クイーン賞まであと2日】牝馬ダート戦線の勢力図と過去傾向から浮上馬を読む!

  • 2019年12月09日(月) 11時00分
 11日、船橋競馬場にて牝馬限定の交流JpnIII・クイーン賞が開催される。牝馬ダート戦線の中心が目まぐるしく変わるなか、出走予定メンバーを中心とした現在の勢力図と過去傾向をもとに、ライター・浅野靖典がレースの見どころを解説する。

 今年4月に船橋競馬場で実施されたマリーンカップは、川崎所属のラーゴブルーが優勝。この秋はJBCレディスクラシックで4着に入ったが、その一戦を最後に引退することになった。マリーンカップで2着に入ったアイアンテーラーと3着のリエノテソーロは春のうちに引退。牝馬のダート戦線の主役は入れ替わり、7月のスパーキングレディーカップを制したファッショニスタがまずは名乗りを挙げた。

 8月のブリーダーズゴールドカップで重賞制覇を成し遂げたのはアンデスクイーン。続くレディスプレリュードでは先行押し切りを図るファッショニスタを差し切って連勝を飾った。JBCクラシックでは8着に敗れたが、長い直線がある船橋競馬場なら巻き返す可能性があるだろう。

 ブリーダーズゴールドカップで2着に入ったのは、牝馬のダートグレードレースを3勝しているプリンシアコメータ。逃げる3歳馬のラインカリーナをわずか数センチメートル交わしたところがゴールだった。

 その一戦でラインカリーナは、関東オークスを逃げ切ったスピードが古馬相手でも通用することを証明。クイーン賞ではその3頭が再び顔を合わせる予定になっている。

 ただ、そのときと違うのが負担重量。ブリーダーズゴールドカップと今回を比べると、アンデスクイーンが1kg増で、プリンシアコメータラインカリーナは1kg減。それがどの程度の影響を与えるのか、興味深いところといえる。

 JRA所属のもう1頭、トーセンガーネットは今年の南関東における牝馬2冠馬。ただ、関東オークスでは3着といっても2着からは2.1秒差がついていた。今回はJRAに移籍して3戦目、ダート戻りと52kgの負担重量を味方につけたいところだろう。

「軽ハンデ」といえば地方所属馬。2010年には笠松のトウホクビジンが52kgで、2012年には高知のアドマイヤインディが51kgで、ともに2ケタ人気で3着に食い込んだ。昨年は船橋のオルキスリアンが51kgで3着、北海道のアルティマウェポンは52kgで5着に入った。その2頭は今年もエントリー。ともに51kgの負担重量で昨年以上を目指すことになる。

 ちなみに過去10年間で地方所属馬が3着以内に入らなかったのは、2014年の1回だけ。優勝は2011年のクラーベセクレタが最後だが、最近4年の3着馬は「ハンデ53kg以下の地方所属馬」。今年の地方競馬所属馬はすべて53kg以下で出走するが、そのなかからどの馬が浮上してくるのだろうか。その推理も楽しみたい。

(文:浅野靖典)


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