朝日杯フューチュリティS(GI・阪神芝1600m)に出走する
サリオス(牡2・美浦・
堀宣行)が、11日(水)にウッドチップコースで3頭併せで追い切られ、直線では真ん中に入り、馬なりでのフィニッシュだった。森調教助手のコメント。
「先週までにしっかり負荷をかけていますし、今週は輸送があるので無理せず5ハロンからやりました。最後は手応えも良くて予定通りの追い切りができました。東京での初戦(新馬・1着)は直線で手前を替えなかったところがありましたので、メンタル面、フィジカル面での確認をする意味で3頭併せの真ん中でプレッシャーをかけました。馬添いを気にすることもなく、良い追い切りができたと思います。
まだ暑かった前走(
サウジアラビアRC・GIII・1着)と比較しても季節的に過ごしやすくなって体調も上がってきていると思います。馬体重自体は大きな変わりはないですが、デビュー時よりも体のラインが少しずつ競走馬らしくなってきました。掛かるようなところもなくて操縦性が良い馬なので、初めてのジョッキーでも問題ないでしょう。
先々週ムーア騎手が乗りましたが「ナイスホース」と好感触を掴んでくれています。ここまで順調に来ているのが何よりですし、GIの舞台でも勝ち負けできる能力があると思いますので、レースまでしっかり調整していきます」
(取材・文:佐々木祥恵)