「
ターコイズS・G3」(14日、中山)
得意の舞台で逆襲に成功だ。3番人気の3歳馬
コントラチェックが問答無用の逃げ切り勝ち。
秋華賞15着からの巻き返しを決め、初対戦となった古馬も一蹴。3月のフラワーC以来の重賞2勝目をゲットした。
この日4勝目と大暴れのルメールは、これが川田と並ぶ今年の重賞15勝目。「パドックからいい雰囲気。返し馬でも
リラックスしていたので、スタート前から自信があった」と涼しい顔だ。外めの枠から五分の発馬。ジワッと内へ寄せながら先手を主張すると、そのまま淡々と11秒台のラップを刻んだ。直線入り口では後続に3、4馬身の差。そのリードを最後まで守り切り、悠々と独り旅を決めた。
クラシック戦線では苦戦が続いたが、今年のラストレースを最高の形で締めくくった。所属するキャロットファームの秋田博章代表は「今年の春先は精神的なもろさがあり、一回使ったらガタッとくるところもあった。ここにきて充実してきましたね」と、たくましく成長した姿に目を細める。
「“良くなるのは1年後”という話を、レース前にしていたのですが、これで来春も楽しみになりました。目標はヴィクトリアM(5月17日・東京)?そういうことになるでしょうね」とキッパリ。飛躍の年へ、華麗な
ステップで進撃のスタートだ。
提供:デイリースポーツ