18日、
川崎競馬場で行われた第70回
全日本2歳優駿(2歳・JpnI・ダ1600m・1着賞金3500万円)は、向こう正面から徐々に進出を開始した
吉原寛人騎手騎乗の5番人気
ヴァケーション(牡2、川崎・
高月賢一厩舎)が、直線でもしぶとく脚を伸ばし、逃げ粘る4番人気
アイオライト(牡2、美浦・
武藤善則厩舎)をゴール直前で差し切って、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分41秒9(稍重)。
さらに1/2馬身差の3着に9番人気
ティーズダンク(牡2、浦和・
水野貴史厩舎)が入った。なお、1番人気
メイショウテンスイ(牡2、栗東・南井克巳厩舎)は
ティーズダンクから2馬身差の4着、2番人気
テイエムサウスダン(牡2、栗東・飯田雄三厩舎)は5着、3番人気
キメラヴェリテ(牡2、栗東・
中竹和也厩舎)は9着に終わった。
勝った
ヴァケーションは、父
エスポワールシチー、
母テンノベニバラ、
その父サッカーボーイという血統。ダート
グレード競走になって以降、南関東所属馬としては2006年の
フリオーソ以来13年ぶり史上3頭目、地元川崎勢としては初の
全日本2歳優駿制覇を果たした。また、本馬を管理する
高月賢一調教師にとっても、これがダート
グレード競走初勝利となった。