ジャンプ界の名手が金字塔に挑む。デビュー19年目を迎えた
石神深一騎手(37)=美浦・フリー=は、16〜19年の
中山グランドJを
オジュウチョウサンで4連覇。
中山大障害も16、17年にオジュウとのコンビで、昨年は
ニホンピロバロンで制し、3連覇を達成した。今週の
中山大障害を勝てば、同一騎手によるJ・G1の8連勝となる。
今回、コンビを組むのは
シンキングダンサー。今春の
中山グランドJで2着に好走した実力馬だ。当時、勝ち馬の方に騎乗していた石神は「春は“負かされるのでは”とドキッとしたくらい。この馬自身、成長しています」と障害界の絶対王者に迫った実力を認めている。
「今回もチャンスを頂きました。ここはメンバー的に差がないと思うので、うまく乗ってあげたい。あとは運が来ることを祈っています」。中山芝4100メートルの長丁場を走り抜いた先に、前人未到の偉業が待っている。
提供:デイリースポーツ