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【有馬記念レース後コメント】リスグラシュー D.レーン騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2019年12月22日(日) 18時26分
中山11Rの第64回有馬記念(GI、3歳以上、芝2500m)は2番人気リスグラシュー(D.レーン騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分30秒5(良)。5馬身差2着に3番人気サートゥルナーリア、さらにクビ差で3着に4番人気ワールドプレミアが入った。

リスグラシューは栗東・矢作芳人厩舎の5歳牝馬で、父ハーツクライ母リリサイド(母の父American Post)。通算成績は22戦7勝。

〜レース後のコメント〜
1着 リスグラシュー(D.レーン騎手)
アーモンドアイなど強い馬が相手でしたが、この馬に乗るのは3度目で、矢作調教師が"コックスプレートの後もさらに成長しているよ"と言われたので、今日は自信満々で乗りました。いいペースの流れになるだろうと思っていましたが、レースはその通りで、ラチ沿いのいいポジションをロスなく行けました。うまくスペースも出来て進んで行けました。本当に強い勝ち方をして、これが引退レースとは残念です。素晴らしい有馬記念に参加することが出来てありがたく思っています。特に、特例で騎乗出来る措置を取ってくれたJRAには感謝しています。皆さん、ありがとうございました」

(矢作芳人調教師)
「感無量です。やはり有馬記念は競馬ファンにとって1年の集大成ですし、日本人として特別な思いがあります。言葉では言い表すことが出来ません。コックスプレートの後は有馬記念に向けて逆算してやってきましたし、また一段と馬体が成長していました。悔いを残さないように、先週、今週と併せ馬をして、最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。宝塚記念コックスプレートもレーン騎手で勝ちましたし、リスグラシューの鞍上に一番いいのはレーン騎手だと思って、JRAに申請をしました。(申請が通った時には)JRAはやるな、と思いました(笑)。

スタートがカギだと思っていましたが、駐立する格好を見ていて、これは大丈夫だと思っていたら出てくれましたし、道中は(騎手に)任せていたので安心して見ていられました。オーストラリアで勝って、5歳の暮れにしてさらに進化していると思いましたが、自分の見立てが間違っていなかったと分かって嬉しいです。年度代表馬のタイトルを一生に一度は取ってみたいと思っていましたが、それが近づいたと思います。リスグラシューは史上稀に見る名牝です。ありがとうとしか言えません。スタッフもよく考えてやってくれて、牧場スタッフの皆さんもよくやってくれました。みんなのおかげです」

2着 サートゥルナーリア(C.スミヨン騎手)
「勝った馬は強すぎました。大事なのはいかにレース前に冷静でいられるかでしたが、それはうまく行きましたし、ゲートに入った時に、"よし、これは"と思いました。強いて言えば、もう少し前のポジションが取れれば良かったのですが、ただ、仮に前から伸びていても、リスグラシューが来ていたのではないでしょうか。勝ち馬はこれで引退ですし、来年はこの馬が日本で一番強いということになるのではと思います。最後まで止まっていませんが、2500mよりは2000mの方がいいのかもしれません。この馬は日本でトップクラスの馬であるという気持ちは変わりません」

(角居勝彦調教師)
「落ち着いてレースをしてくれました。右回り、左回りは特に気にしていなくて、それよりも落ち着きの方がポイントでした。現段階の力は出し切ることが出来ましたが、勝った馬が強かったです。次走については未定です」

3着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「ラストはいい伸びでした。ある程度、決め打ちするしかチャンスはないと思って、じっくりとためるだけためて行きました。4コーナーからの伸びは良かったですし、来年が楽しみです」

4着 フィエールマン(池添謙一騎手)
「今日は勝ちに行く競馬をしました。1周目のスタンド前でしっかりとポジションを取ることが出来て、アーモンドアイをマークしながらレースを進めて、勝負どころから仕掛けて行きました。4コーナーではいけるかもと思いましたが、自分よりさらに後ろにいた馬に交わされてしまいました。直線はジリジリとなりながらもよく踏ん張っています。勝ちに行っての4着ですから、フランス帰りでもよく頑張っています」

(手塚貴久調教師)
「いい競馬でした。勝ちに行って、オッと思わせるほどでした。まだまだこれから良くなるでしょうし、これくらいの距離は合っています。池添騎手がうまく乗ってくれました」

5着 キセキ(角居勝彦調教師)
「最近は道中あまり行けなくなっています。その中でもよく盛り返してくれています」

6着 シュヴァルグラン(福永祐一騎手)
「形としては悪くありませんでしたが、勝負どころで内にモタれて苦しいところを見せていました。それでももう1回ファイトしてくれて、最後までしっかり走ってくれました」

7着 レイデオロ(三浦皇成騎手)
「うまくゲートを出ることが出来ず、後ろからになってしまいました。それでも最後はよく来ていますし、よく走ってくれました」

8着 ヴェロックス(川田将雅騎手)
「いい雰囲気でレースに臨めて、この馬としてはいい形で競馬を組み立てることが出来ました。この経験が今後に生きればと思います」

9着 アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
「スタンド前で冷静さを欠いてしまいました。2500mでリラックスしていないと最後は疲れてしまいます。アーモンドアイも最後は疲れてしまいました。フィジカルや状態は大丈夫でしたが、リズムが良くありませんでした」

(国枝栄調教師)
「レース前の精神状態は良く、スタート直後もいい感じに見えました。ただ、1周目のスタンド前で他の馬が動いたこととファンの歓声に反応してしまい、ポンと外へ出てしまいました。そこから1周スイッチが入ったままになってしまい、ガス欠になりました。あの位置でもリラックスしていれば良かったのですが、気が入っていていつもの走りではありませんでした。レース後、馬に異常はなかったです。今は呆然としていて、次走については何も考えられていません」

15着 スカーレットカラー(岩田康誠騎手)
「内枠でポジションを取りに行って、うまく折り合うことも出来ました。この馬のレースは出来ました」

16着 クロコスミア(藤岡佑介騎手)
「3番手は想定通りでした。厳しいペースになって、最後は一杯一杯になってしまいました」

ラジオNIKKEI

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