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一年を振り返り、改めて武豊の偉大さ痛感

デイリースポーツ
  • 2019年12月24日(火) 16時45分
 まだ、ホープフルSを残しているものの、有馬記念が終わると1年が終わったなと感じてしまう。古い競馬記者で、すみません。その有馬記念リスグラシューがV。本当に強かった。

 今年も競馬界には多くの出来事があった。ディープインパクトキングカメハメハが天国へ旅立ち、藤田菜七子騎手がJRA女性騎手として初の重賞制覇。そして、創設39年目のジャパンCで初めて外国馬の参戦ゼロなど。その中でも、記者が最も強く印象に残ったのが菊花賞だ。

 記者の心に刺さったのは、馬ではなく人。言わずと知れた競馬界のレジェンド・武豊だ。今年は近年にない活躍を見せた武豊。それが素直にうれしかった。いつまでも競馬の中心にいてほしい人。それが記者にとっては武豊なのだ。

 50歳7カ月6日での菊花賞制覇は史上最年長記録。ちなみに、彼は88年の菊花賞スーパークリークで制しており、この時の勝利は19歳8ヶ月の最年少記録となっている。すなわち、菊花賞において最年少&最年長Vを達成したのだ。これは長い間、一線級で活躍し続けなければできないこと。改めてその偉大さを実感した。

 またこの勝利により、昭和、平成、令和と3元号でのG1制覇を達成した。これは史上初の記録。他のジョッキーで達成する可能性があるのは熊沢しか残っていない。これも、長きに渡りトップを走り続けてきた証しと言えるだろう。他にも、11月4日に行われたJBCレディスクラシックをヤマニンアンプリメで制し、交流G1完全制覇を達成するなど、今年は存在感を示した。

 11月23日には、4年ぶり22回目となるJRA年間100勝を記録。その時、「まだまだこれで満足というわけではないです。自分なりにベストを尽くして、もっともっと頑張らなくてはと思っています」と語っている。さすがは武豊と思った。来年で51歳になるが、いまだに視線は常に上へ。記者は来年で47歳。1年間の競馬を振り返り、いろいろと考えさせられてしまった。(デイリースポーツ・小林正明)

提供:デイリースポーツ

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