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【地方競馬】オメガパフューム連覇達成 ミルコ導いた「いいエンディング」

デイリースポーツ
  • 2019年12月30日(月) 06時00分
 「東京大賞典・G1」(29日、大井)

 オメガパフュームが連覇達成-。道中は中団に待機し、3〜4角で徐々に進出して直線で先行勢をかわした。東京大賞典の連覇は2013、14年のホッコータルマエ以来で史上4頭目。2着は5番人気のノンコノユメ、3着には4番人気のモジアナフレイバーが入った。

 M・デムーロ騎乗のオメガパフュームが、ノンコノユメの追い上げをしのいで連覇を成し遂げた。東京大賞典の連覇はアジュディミツオー(04、05年)、スマートファルコン(10、11年)、ホッコータルマエ(13、14年)に続く快挙。「3、4コーナーで負けないと思った。連覇のプレッシャーがあった」と名手は大役を果たして安どした。

 大得意の舞台で、改めてその強さを見せつけた。ここまで大井では3戦2勝、2着1回。ケイティブレイブゴールドドリームのJRA2頭が先行集団で張り合う中、その直後で脚を温存。4角では外から抜群の手応えで先行勢を射程内に。「いつもよりスタートが良くて、手応えも良かった。直線ですぐにゴールドドリームの脚がなくなったのが分かった」。抜け出したところで最内からノンコノユメが襲い掛かってきたが、これをきっちりしのいでゴールへ飛び込んだ。「いいエンディングになったね」と満面の笑みだ。

 鞍上は来年から美浦を拠点に活動していく。「1、2月はいっぱい乗せてくれると言うので美浦で乗るけど、3月以降は分からない。所属も栗東のままです」。心機一転、さらなる飛躍へとつなげていきたい考えだ。

 今後のプランは状態を見ながらオーナーと相談してからだが、順調にいけばドバイワールドC(20年3月28日・メイダン)が最有力。安田翔師は「2000メートル以上で力が発揮できる馬だと僕は思っています。ただ、今回は目イチの仕上げだったので反動があるかもしれない。慎重に見極めたい」と話したが、夢は一層広がったと言えるだろう。年が明けても5歳とまだ伸び盛り。ダート界の日本最強馬として、その名を世界へとどろかせていく。

提供:デイリースポーツ

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