5日に中山競馬場で行われる
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ステイゴールド。次点で3回の
キングカメハメハが続く。なお、
ステイゴールドを除けば、様々な種牡馬の産駒が好走していることも特徴と言えるだろう。
ステイゴールド産駒は「3-2-1-12」。昨年は1着
ウインブライト、2着
ステイフーリッシュと同産駒でワンツー決着を果たしているほか、10年には15人気の
トウショウウェイヴが3着に激走しているように人気薄でも侮れない。今年は
クレッシェンドラヴ、
レッドローゼスの2頭に加えて、回避馬が2頭以上出た場合は
アクート(補欠2番手)、
ショウナンバッハ(補欠3番手)も出走できる。
ディープインパクト産駒は「0-0-1-8」。一見すると不振に思える成績だが、6頭が6人気以下と低評価の馬が多かったことも事実である。なお、1人気の支持を集めていた14年
ディサイファは3着を確保しており、及第点の内容は示していた。今年は
カデナ、
ギベオン、
ブレステイキング(補欠1番手)の3頭が登録。
また、今年は
ディープインパクトの孫世代にあたる
トーセンラー産駒の
ザダルにも注目が集まる。同馬は中山では「2-0-1-0」と底を見せておらず、4歳馬の活躍も目立つ
中山金杯で重賞初制覇を目論む。
産駒初出走となる
タートルボウル産駒からは、芝2000mの重賞で好走を続ける
トリオンフが出走予定。同馬は
メジロマックイーンや
メジロデュレンなどを出した
アサマユリから続くメジロ牝系で、
母メジロトンキニーズも06年
ダイヤモンドS・2着の実績を持つ。
小倉記念をレコード勝ちしているものの、血統背景からはタフな冬の中山もこなせそうだ。