5日に中山競馬場で行われる
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが4番と11番。3回で1番、3番、6番、12番が続き、2回が2番、5番、9番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-2-14 複勝率22.2% 複勝回収率68%
2枠 3-4-0-11 複勝率38.9% 複勝回収率105%
3枠 3-0-2-14 複勝率26.3% 複勝回収率51%
4枠 1-0-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率15%
5枠 0-1-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率112%
6枠 2-3-3-11 複勝率42.1% 複勝回収率125%
7枠 0-0-0-20 複勝率0.0% 複勝回収率0%
8枠 0-1-0-21 複勝率4.5% 複勝回収率15%
【7・8枠】
1〜5人気 0-0-0-8 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6人気以下 0-1-0-33 複勝率2.9% 複勝回収率10%
【2015年以降】
1枠 1-1-2-4 複勝率50.0% 複勝回収率155%
2枠 0-2-0-6 複勝率25.0% 複勝回収率53%
3枠 2-0-1-6 複勝率33.3% 複勝回収率52%
4枠 1-0-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率16%
5枠 0-1-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率17%
6枠 1-0-2-6 複勝率33.3% 複勝回収率111%
7枠 0-0-0-10 複勝率0.0% 複勝回収率0%
8枠 0-1-0-11 複勝率8.3% 複勝回収率28%
まず、1回中山開催はCコース(Aコースから6m外に内柵を設置)が使用されるため、前年の5回中山開催(全9日Aコース)からの連続開催とはいえ、馬場の内側の傷みが大幅にカバーされる。その影響も少なからずあるのか、7・8枠の好走率は著しく低調で、上位人気馬でも苦戦する傾向にあるようだ。
また、中山競馬場は路盤改修工事を経て2014年12月に
リニューアルしているが、枠順別成績においては極端な傾向の変化は見られない。ただし、1枠から好走を果たした4頭が、いずれも2015年以降であったことだけは覚えておきたい。