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【京都金杯】カテドラル重賞初Vで飛躍だ 池添学師「まずは賞金を加算したい」

デイリースポーツ
  • 2020年01月03日(金) 06時00分
 「京都金杯・G3」(5日、京都)

 当初、除外対象だったカテドラルだが2日、賞金上位馬の回避で出走が可能に。昨年のNHKマイルC3着馬で、前走のマイルCS(6着)でも上がり3Fはメンバー最速をマーク。ゲートインがかなったことで、一気に有力候補へ浮上した格好だ。調整は順調そのもの。重賞Vで弾みをつけ、飛躍の一年としたい。

 前走のマイルCSは6着に敗れたカテドラルだが、直線の伸び脚はひときわ目を引いた。強豪相手に0秒5差。直線スムーズにさばけていれば、掲示板に載っていたのではないか。

 池添学師は「G1にしては流れませんでしたね。そんな中、この馬自身は最速の上がりを使っていますし、スローペースでも折り合いに問題はなかった」と内容を評価。粗削りな面はあるものの、G1でも通用する力を証明してみせた。

 前走後は短期放牧を挟み、京都金杯にエントリー。1週前は栗東CWで6F81秒4-38秒0-12秒1をマーク。レースでライバルとなる僚馬ボンセルヴィーソ(6歳オープン)と併せて、しっかりと負荷をかけた。

 直前は栗東坂路で4F54秒3-39秒0-12秒2。トレーナーは「ためてしまいを伸ばすという、イメージ通りの追い切りができました。いい状態です」と納得の表情。調整の難しい時季だが、思い通りに仕上がった。

 賞金順では上から21番目。上位馬の回避で幸運にも出走にこぎ着けたが、今のままでは“綱渡り”の状況が続く。近々の課題は明白だ。指揮官は「今後に向けて、まずは賞金を加算したいですね。あとは最近、スタートが不安定。できれば中団あたりで流れに乗りたい」と意気込む。G1でも好戦を演じてきた実力馬。理想的な競馬さえできれば、待望の重賞初Vは目の前だ。運を味方に、タイトル奪取でマイル路線の新星となる。

提供:デイリースポーツ

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