12日に京都競馬場で行われるシンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。

　過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが1番と7番。3回で2番と12番が続き、2回が3番、4番、5番、6番、9番、11番、14番となっている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　1-3-1-9　複勝率35.7％　複勝回収率136％
2枠　2-1-2-11　複勝率31.3％　複勝回収率115％
3枠　2-0-2-12　複勝率25.0％　複勝回収率59％
4枠　2-2-1-12　複勝率29.4％　複勝回収率142％
5枠　1-0-0-18　複勝率5.3％　複勝回収率25％
6枠　0-2-0-18　複勝率10.0％　複勝回収率36％
7枠　1-0-2-18　複勝率14.3％　複勝回収率78％
8枠　1-2-2-16　複勝率23.8％　複勝回収率56％

【前走が平場戦】
1〜4枠　4-1-3-24　複勝率25.0％　複勝回収率100％
5〜8枠　0-2-2-32　複勝率11.1％　複勝回収率60％

【前走が特別競走】
1〜4枠　3-5-3-20　複勝率35.5％　複勝回収率125％
5〜8枠　3-2-2-38　複勝率15.6％　複勝回収率41％

　まず、フルゲート頭数が2015年に16頭から18頭へと引き上げられているが、今年も特別登録の段階で12頭しか集まっていなかったように少頭数で行われることも珍しくなく、馬番別成績だけでは当てにしづらい部分がある。

　そういった事情があるにもかかわらず、内枠と外枠では好走率に著しく差が出ており、特に5〜8枠かつ前走が平場戦だった馬は上位人気馬でも勝ちあぐねているので注意する必要がありそうだ。

　一方、1〜4枠も前走で特別競走に出走していた馬の方が、好走率・回収率ともに優秀な数値になっていることを併せて覚えておきたい。