「東海S・G2」(26日、京都)
明け8歳馬でも侮るなかれ。奥手の
ステイゴールド産駒らしく、いまだ進化を続ける古豪
アングライフェン。昨年の当レースは6着に敗れたが、その後は7戦連続で掲示板を確保と堅実ぶりが光っている。今回は久々にM・デムーロとのコンビ再結成。陣営も待望のタイトル奪取へ向け、執念を燃やしている。
年が明けて8歳を迎えても、
アングライフェンは元気いっぱいだ。前走の
名古屋グランプリは首差2着。安田隆師は「積極的でとてもいい競馬ができた。ゴール前は勝ったと思ったほどだった。全く衰えなど感じさせない。奥手の
ステイゴールド産駒らしいね」と古豪の奮闘ぶりに目を細める。
16日の1週前追い切りは、栗東坂路で4F52秒7-37秒9-12秒5の好時計をマーク。「前走後は予定通り在厩で調整している。1週前の動きはなかなか良かったよ。引き続き好調をキープ。レースに安定感が出ているし、今回もこの馬の力は出せそう」と理想通りの仕上げを強調した。
今回の鞍上は2度目の手綱となるM・デムーロ。昨年2月の
アルデバランSでは見事にVへ導いている。1番人気で力強く抜け出したレース内容に、指揮官は「いいイメージで乗ってくれると思う。期待している」と全幅の信頼を置いている。
フェブラリーSの前哨戦だけあって、昨年の覇者
インティを筆頭に強力メンバーがズラリとそろった。それでも「京都コースはこの馬に合っているし、展開が向けば面白そう。
インティ、
スマハマなど先行馬が競る展開になれば」と気後れすることなく前を向く。待望の初タイトルをしっかりと視界に捉えている。
提供:デイリースポーツ