AJCC(GII・中山芝2200m)に出走する
ブラストワンピース(牡5・美浦・
大竹正博)が
川田将雅騎手を背に、
マサノアッレーグラ(牝5・古馬1勝クラス)との併せ馬でウッドチップコースで最終追い切りを行った。先行する
マサノアッレーグラに、直線ではピッタリと馬体を併せて馬なりでゴールしている。追い切り後の大竹調教師のコメント。
「
凱旋門賞(GI・11着)後は、放牧に出して1月4日にこちらに帰厩しました。先週の追い切りは体がまだ重かったので、長めからしっかりとやりました。
今朝は2頭併せで軽く流す感じの追い切りでしたが、エネルギーを少し蓄えるイメージでやりました。先週は3、4コーナーで前に行く馬から離されましたが、今日はその部分がかなり解消されましたし、ゴール板まで手綱を抱え込んでフィニッシュできていました。
川田騎手もダクを踏んでいた時から雰囲気が良いという印象を持ってくれていたようですし、追い切りでもイメージしていた通りの動きをしてくれたと話をしていました。
中山2200mは一昨年優勝した内回りの
有馬記念と違って外回りになりますが、最後の直線での急坂があって力を要するコースなので、良い競馬ができるのではないかと思っています。
前走の
凱旋門賞は競馬にほとんど参加できませんでしたが、いろいろな原因があってのことですし、彼自身の能力が足りなかったとは考えていません。
今朝のひと追いでどれだけ体が絞れてくるかがカギになりそうですが、馬は元気良いですし、今回は結果をキッチリ出したいと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)