「LVR2020」(4日、高知)
鮮やかな手綱さばきとしか言いようがない。地方の女性騎手対抗戦「LVR(レディス
ヴィクトリーラウンド)2020」に出場したフランスの“美し過ぎる騎手”
ミカエル・ミシェル(24)=川崎・山崎裕。第1戦(6R)はしんがり11着に終わったが、第2戦(8R)は4番人気
ハンゲキノノロシを道中3番手で御し、力強い末脚を引き出して3馬身差Vへと導いた。
「最後のカーブで、“行ける”と思いました」。これでポイント最下位から、一気に2位へと浮上。パートナーの馬名のごとく、見事な巻き返しを決めた。
短期免許取得により、1月27日から
地方競馬で騎乗。川崎、大井に続く初コースに「ここまでカーブがきついのは…」と面食らいつつも、「私は
マルセイユ生まれ。海が近くて環境がいいですね」と高知の地はいたく気に入った様子。土佐のファンもミシェルの来訪に沸き立った。“黒船”見たさに訪れた観客から「ミシェル!」とアツい声援が飛ぶなど、既に熱烈な支持を獲得している。
LVRではこの後、佐賀ラウンド(22日・
佐賀競馬場)を経て、総合優勝の懸かる名古屋ラウンド(3月12日・
名古屋競馬場)に参戦。また、きょう5日には大井
金盃で重賞初挑戦に臨む。「もっともっと勝利を導いて、皆さんの期待に応えたいですね」。各地で存在感をアピールしていく構えだ。
提供:デイリースポーツ