16日に東京競馬場で行われる
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる12回の馬券絡みは
ディープインパクト。次点で3回の
フジキセキが続き、2回が
ステイゴールド、
マンハッタンカフェ、
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-3-6-15」。19年
ダノンキングリー、16年
ディーマジェスティ、15年
リアルスティール、と3頭が勝ち馬となっており、その活躍ぶりは産駒初出走となった11年から馬券に絡まなかった年がないほど。今年は
サトノインプレッサと
フィリオアレグロの2頭が登録。前者の
母サプレザは
サンチャリオットS(GB-G1・芝8f)を3連覇したマイラーだが自己条件に回る模様だ。後者は半兄に17年
宝塚記念や16年
香港ヴァーズ(HK-G1・芝2400m)などを制した
サトノクラウンがいる血統。
ハーツクライ産駒は「1-0-0-3」。出走頭数が少ないなかで17年に
スワーヴリチャードが勝ち馬となっている。同産駒からは3戦3勝の勢いに乗る
マイラプソディが出走予定。同馬の
母テディーズプロミスは11年ラブレアS(USA-G1・ダ7f)の勝ち馬で、この牝系からは19年
マーメイドSの勝ち馬
サラスや08年に
ステイヤーズSを制した
エアジパングなどが出ている。
初出走となる
New Approach産駒の
ダーリントンホールも上位人気と目される。同産駒は
ベストアプローチや
ジュンヴァルロなど、日本の芝にも早期から対応できることが強みだろう。なお、18年
メルボルンC(AUS-G1・芝3200m)の勝ち馬
Cross Counterとはいとこの間柄。