16日に京都競馬場で行われる京都記念(4歳上・GII・芝2200m)について枠順・馬番別に検証していく。

　過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが6番と10番。3回で4番、9番、12番が続き、2回が1番、2番、3番、7番、11番となっている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　0-2-0-8　複勝率20.0％　複勝回収率32％
2枠　1-0-1-9　複勝率18.2％　複勝回収率32％
3枠　1-0-1-9　複勝率18.2％　複勝回収率32％
4枠　2-2-1-7　複勝率41.7％　複勝回収率101％
5枠　0-1-1-13　複勝率13.3％　複勝回収率20％
6枠　3-0-1-13　複勝率23.5％　複勝回収率44％
7枠　0-3-1-15　複勝率21.1％　複勝回収率62％
8枠　3-2-4-11　複勝率45.0％　複勝回収率127％

【馬場状態：良】
1〜3枠　2-2-0-14　複勝率22.2％　複勝回収率38％
4・5枠　0-1-2-13　複勝率18.8％　複勝回収率28％
6〜8枠　4-3-4-23　複勝率32.4％　複勝回収率64％

【馬場状態：稍重・重】
1〜3枠　0-0-2-12　複勝率14.3％　複勝回収率25％
4・5枠　2-2-0-7　複勝率36.4％　複勝回収率97％
6〜8枠　2-2-2-16　複勝率27.3％　複勝回収率103％

　馬番ごとの成績に大きな差異は見受けられなかったが、枠順別成績においては4枠や8枠に好走馬が集中しており、特に8枠は好走率・回収率ともにトップとなる数値を記録している。少頭数になりやすいレースではあるが、枠順別成績には偏りがあるようだ。

　また、馬場状態ごとに枠順別成績を比較してみると、道悪時には外目の枠順の好走率が高まり、1〜3枠は17年マカヒキ(1人気3着)、16年ヤマカツエース(2人気5着)、14年ジェンティルドンナ(1人気6着)など、上位人気馬でも苦戦していたことを覚えておきたい。