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【京都記念】ノーブルマーズ絶好機!波乱要素十分 しぶとさ生かす…7歳で重賞初Vへ

デイリースポーツ
  • 2020年02月14日(金) 06時00分
 「京都記念・G2」(16日、京都)

 出走馬最多のキャリア40戦を誇る7歳馬ノーブルマーズが、重賞初制覇を狙う。18年の宝塚記念3着が示す通り底力は確かだ。2年間には僚馬のクリンチャーが、G1馬4頭を撃破して初タイトルを手にした一戦。昨年の秋華賞クロノジェネシス、ジャパンC2着のカレンブーケドールなど実績馬を撃破して脚光を浴びる。

 いぶし銀のベテランに、絶好のチャンスが訪れた。好調の7歳馬ノーブルマーズが、重賞初Vを目指して伝統のG2戦に駒を進めてきた。瞬発力よりもパワーが必要な今の京都の馬場は、持ち味のしぶとさを生かすには申し分ない。前走の中山金杯は好位で粘り4着と、健在ぶりをアピール。宮本師は「出来は安定しているし、使ってきた強みもある。このメンバーなら」と力が入る。

 中間は2週続けて新コンビのシュタルケを背に追い切り。1週前には、栗東坂路で自己2番目となる4F51秒9の好時計をマークし、今週水曜の最終追い切りでも4F52秒8-38秒4-12秒8と馬なりでシャープな脚さばきを披露した。プールも併用して調整し、状態に不安はない。師は「(鞍上も)馬の癖が分かったと思う。楽しみを持っていけそう」と色気十分だ。

 18年には4番人気の僚馬クリンチャーが、実績上位のG1馬4頭を撃破し重賞初制覇。指揮官にとっても思い入れのある一戦だ。「あの時も人気はそんなになかった。このレースは人気のない馬も来るからね」という言葉通り、1番人気は8連敗中。例年と異なる馬場状態も含め、波乱の要素は十分にある。

 「秋華賞馬、ジャパンC2着馬もいるけど、今まで戦ってきた相手を考えれば十分やれていい」。18年宝塚記念3着など大舞台での好走歴もあり、能力では引けは取らない。ドイツの名手が持ち味を存分に引き出し、念願のタイトルをつかみ取る。

提供:デイリースポーツ

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