ノリにノッている。先週、土曜小倉12RでJRA通算800勝を達成した
藤岡佑介騎手(33)=栗東・フリー。日曜は自己最多の一日5勝と大暴れし、存在感を示した。
例年、年明けは京都で騎乗していたが、今年はあえて第3場となる小倉参戦を選択。見事に結果を残している。現在12勝でリーディング7位。「京都は頭数も少なく、チャンスのある馬に乗るのが難しい。アピールするためにも、リーディング上位につけたいという意図があった。大きなレースは上位の騎手から選ばれるし、勝負強さが要求される。重賞がある場所で乗りたいと思うので、そこへつなげたい」と力を込める。
記録だけではない。もうひとつの節目が訪れようとしている。師匠の作田師が3月3日に調教師を引退するのだ。「デビューから人としての立ち居振る舞いを教わりました。今は所属ではないけど、目をかけてもらっているので。この世界から離れても、引き続き活躍が先生の耳に届いて喜んでもらえるように、と思っています」。確かな目標と、熱い野心に満ちあふれている。
今週は土日小倉で14鞍騎乗。ユースケのさらなる飛躍を期待したい。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ