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【デイリー杯クイーンC】ミヤマザクラ重賞初V!いざ桜へ 福永は反省「負担かけた」

デイリースポーツ
  • 2020年02月16日(日) 06時00分
 「デイリー杯クイーンC・G3」(15日、東京)

 2番人気のミヤマザクラが、離れた2番手から直線抜け出し、2度目の重賞挑戦で初勝利を飾った。初のマイル戦もクリアして、本番の桜花賞(4月12日・阪神)へ期待を膨らませる。初コンビの福永は、24年連続のJRA重賞勝利となった。後方から外を猛追した4番人気マジックキャッスルが首差及ばず2着。3着には内から伸びた12番人気のセイウンヴィーナスが入った。1番人気のルナシオンは、出遅れが響いて10着に敗れた。

 本番の桜花賞へ向けてミヤマザクラが大きな白星をつかんだが、初コンビの福永に笑顔はなし。「不本意な騎乗になってしまった」と神妙な表情だった。大外枠からインザムービーが飛び出し、道中は10馬身以上も差をつける大逃げ。これを離れた2番手で追走し、最後の直線に入って残り200メートル過ぎで先頭に立つと、外から猛追してきたマジックキャッスルを首差抑えた。

 初めて経験するマイル戦。鞍上には本番へ向けて課題をクリアしたい思いがあった。「ためて脚を測りたかった。思った以上にスタートを出てくれて、いい位置が取れてしまった。粘り込む競馬になってしまい、馬に負担をかけてしまいました」と反省しきりだ。

 「牝馬同士なら力があるかなと思っていたし、それを証明できて良かった」と、藤原英師は重賞Vの結果にはホッとした表情。しかし、レース内容に関しては決して満足してはいない。未勝利戦は札幌でレコード勝ち。京都2歳Sは牡馬トップクラスのマイラプソディの2着。G1を獲れる器だと見込んでいるからこそ、指揮官の評価も自然と辛口になる。

 「だんだんと成長曲線をきれいに描いてきた。桜花賞へ向けての課題?福永やな。ともに成長してくれれば、より大きなものが手に入る。これ、書いといてな」とニヤリ。この経験を糧にG1の舞台でどんなレースを見せるか、人馬ともに注目だ。

提供:デイリースポーツ

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