真冬の古馬牝馬重賞。以前は正月開催のマイル戦だったが、16年から1400mに距離短縮されて、時期も2回京都の最終週に移された。これによって名称は同じながら、レースの性格は以前と大きく違っている。
1.若い世代が強い
これは条件変更前から変わらない傾向であるが、とにかく若い馬が中心となるレース。16年以降、4歳馬が[2-2-1-16]で複勝率23.8%、5歳馬も[2-2-1-16]で複勝率23.8%なのに対し、6歳馬は[0-0-2-16]で複勝率11.1%、7歳馬は[0-0-0-5]。
2.距離短縮組が中心
連続開催の最終週ということもあって、1400という距離以上にスタミナが要求される。16年以降、前走1400m以下の距離を使われていた馬は35頭いたが、連対は2頭のみ。
3.
ディープインパクト産駒は不振に
1600mで行われていた時は
ディープインパクト産駒がワンツーした年もあったが、1400mになった16年以降では、11頭出走して馬券に絡んだのは17年3着の
スナッチマインドのみ。また、人気より上の着順に来たのも16・17年の
スナッチマインドのみと振るわなくなっている。
リバティハイツは前走の
ターコイズSで7着。1・2着馬には離されたが、上位の馬より重い55kgを背負って3着の
シゲルピンクダイヤと0.1秒差なら悲観する内容ではない。ゴール前でやや脚色が衰えたレースぶりからして距離短縮はプラスだろうし、また以前には同コースで
ダイアトニックにクビ差まで迫った実績もあり、コース替わりも歓迎だろう。昨年は出遅れもあって9着に敗れたレースではあるが、巻き返しに期待したい。