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【JRA】モズアスコット騎乗ルメール騎手「いいリズムで走ったら最後はいい力を出してくれる」/フェブラリーS共同会見

  • 2020年02月20日(木) 10時22分
モズアスコットに騎乗予定のクリストフ・ルメール騎手

――GIシーズン到来。お気持ちは?

ルメール ちょっと興奮しますね。毎年GIシーズンは楽しみです。すごくいい馬でいい競馬したい。

――前走の根岸Sを振り返ってください。

ルメール モズアスコットはいい競馬をしてくれました。ダートは初めてでしたが、よくなれていました。最後はラクでしたので100%(の状態)でなくても凄くいけましたので。今週はトップコンディションで改めていい結果を出すことができると思います。レース前の追い切りのときはちょっと重たかったと思います。反応が少し遅かったし、息もいっぱい入りました(注:息遣いがよくなかったの意味)ので。トップコンディションではなかったと思います。でも、それで重賞を勝つことができたので素晴らしかったです。

――ダートの重賞を勝ったのは驚きましたか?

ルメール フィフティ・フィフティです。ダートは初めて。彼の血統にはダートホースがいるからイケると思いました。矢作先生は彼(モズアスコット)をよくわかっているから、ダートを使ったらいけると思っていました。矢作先生はすごく上手ですね。(ダートレースへの出走は)グッドチョイスでしたね。

――今朝の追い切りに騎乗された感想は?

ルメール パワーアップしましたね。いいと思います。今朝、自分から動いていましたし、楽でした。トップコンディションになりました。

――根岸Sが100だとしたら、今の状態は?

ルメール 120(笑)。根岸Sでは80%だった。今回はだいたい100%。

――ダートでマイルは走れると思いますか?

ルメール はい、もちろん。(芝で)この距離で勝ったことがありましたし、芝のスタートも全然問題ないです。

――今回のコースのポイントは?

ルメール GIではいつもスタートが大事ですね。前回、残念ながらスタートで少し出遅れたから彼のウィークポイントですね。たまにゲートの中でちょっとチャカチャカしますから、スタートは出遅れる。今回、そこは注意しますね。そして、1600(m)コースは直線が長い。向こう正面も長い。だから、馬のリズムは大事です。馬がリラックスしなければなりません。3、4コーナーではいいポジションが必要です。

――この馬のストロングポイントは?

ルメール 結構スピードがあります。1400mのような短い距離で勝ちます。いいリズムで走ったら最後はいい力を出してくれる。瞬発力ではなくて結構パワフルストライド。長くストライドを使います。

――ライバルは?

ルメール インティのコンディションが戻ってきたと思います。東京コースで強いし、去年はこのレースを勝っています。今回、いちばんのライバルだと思います。

――最後にファンの皆さんへメッセージを

ルメール 皆さま、こんにちは。今年最初のGIですね。モズアスコットでビッグチャンスがあると思います。皆さま、応援してください。よろしくお願いします。

(取材・文:花岡貴子)

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