23日に東京競馬場で行われる
フェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ゴールドアリュール。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
トワイニング、
Tapit、
マジェスティックウォリアー、
シニスターミニスター、
ブライアンズタイム、
カリズマティックとなっている。
ゴールドアリュール産駒は「4-4-0-12」。14年に単勝272.1倍の最低人気で勝利した
コパノリッキーは15年も連覇、17年の勝ち馬
ゴールドドリームは18・19年も2着に好走、さらに10年の勝ち馬
エスポワールシチーは8歳となった13年にも2着、と適性を示した馬は何度も好走することが最大の特徴だろう。今年は
サンライズノヴァ、
テーオージーニアス(除外対象)が特別登録。
ケイムホーム産駒は「1-0-0-1」。昨年の勝ち馬
インティが史上2頭目の連覇を目論む。改修後の東京ダ1600mコースレコードは同産駒の
タガノトネール(16年
武蔵野S)が記録しており、
インティも馬場が渋れば持ち前のスピードが活きやすくなるはず。
初出走となる
Frankel産駒は
モズアスコットが上位人気と目される。同馬はいとこの
To Honor and Serveが12年ウッドワードS、11年
シガーマイル、とアメリカダートG1を2勝。
ブライアンズタイムなどを出した牝系でもあり、ダートG1でも見劣らない血統背景を持つ。
アドマイヤオーラ産駒は「0-0-0-2」。いずれも
ノボバカラによる成績で、人気も共に二桁人気と評価の高いものではなかった。今年は
アルクトスが出走を予定しているが、ダート1600mでは「4-1-0-0」と底を見せておらず、東京ダ1600mに限れば4戦全勝。舞台適性は申し分なさそうだ。