23日に小倉競馬場で行われる
小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、中京競馬場で開催された2010年は除く。
過去10回で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハと
ダイワメジャーが続き、2回が
ステイゴールドとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-1-10」。16年
アルバートドッグ、14年
ラストインパクトの2頭が勝ち馬となっているほか、17年
ヒストリカル(8人気2着)、15年
ダコール(11人気3着)など、人気薄の激走も見られる。今年は
カデナ、
ジナンボー、
ドゥオーモの3頭が出走予定。上位人気と目される
ジナンボーは、母が牝馬三冠含めGIを5勝した
アパパネだ。
初出走となる
ジャスタウェイ産駒は、
ヴェロックスに重賞初制覇の期待が高まる。同馬は
皐月賞・2着、
日本ダービー・3着、
菊花賞・3着、とクラシックでも善戦を続けてきた実績馬。初年度産駒は3歳秋以降に
ロードマイウェイ(19年
チャレンジC)、
アウィルアウェイ(20年
シルクロードS)が重賞勝ち馬となり、父同様に晩成傾向が窺える。なお、同産駒のコース成績は「1-1-2-16」勝率5.0%・複勝率20.0%。
Frankel産駒は「0-1-0-0」。昨年、同産駒として初出走し、勝ち馬にクビ差及ばなかった
タニノフランケルが重賞タイトル獲得を改めて目論む。小倉芝1800mは「1-1-0-0」、小倉芝2000mの
小倉記念(19年4着)でも勝ち馬から0秒1差で走れているように小倉競馬場との相性の良さは折り紙付きだ。