22日に京都競馬場で行われる
京都牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去4年で最多となる3回の馬券絡みが
マンハッタンカフェ。2回で
ダイワメジャー、
ステイゴールドが続く。施行条件が変わった16年以降、
マンハッタンカフェは既に2頭の勝ち馬(19年
デアレガーロ、16年
クイーンズリング)を出しているが、現役の産駒も少なくなり、今年は同産駒の出走予定もないようだ。
ダイワメジャー産駒は「1-0-1-6」。18年に
ミスパンテールが勝ち馬となっているほか、昨年は13人気の
アマルフィコーストが3着に激走している。今年は
アマルフィコースト、
シゲルピンクダイヤ、
メイショウショウブの3頭が出走予定。上位人気と目される
シゲルピンクダイヤは、先述した
アマルフィコーストと母の父High
Chaparralまで共通する点にも注目。
ディープインパクト産駒は「0-0-1-10」。昨年も
アルーシャ(2人気4着)、
ワントゥワン(3人気6着)、
エイシンティンクル(5人気10着)、全馬が人気以下の着順に敗れており、過信できない傾向にあるようだ。今年は
アルーシャ、
サウンドキアラ、
ディメンシオンの3頭が出走を予定している。
意外にも初出走となる
クロフネ産駒からは
ビーチサンバがスタンバイ。同産駒のコース成績は「6-7-8-53」勝率8.1%・複勝率28.4%、全兄
フサイチリシャールは07年
スワンSで2着(勝ち馬とはハナ差)の実績を持つ。
同じく初出走の
ロードカナロア産駒は
ドナウデルタに注目が集まる。同コースを2連勝中の勢いがあり、芝1400m自体「4-1-0-0」と底を見せていない。
母ドナウブルー、叔
母ジェンティルドンナという血統を考えればポテンシャルも高そうだ。