23日に小倉競馬場で行われる
小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。ただし、中京競馬場で開催された2010年は除く。
過去10回、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが1番。4回で2番が続き、3回が3番、7番、12番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-4-3-10 複勝率47.4% 複勝回収率246%
2枠 1-1-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率45%
3枠 2-2-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率57%
4枠 2-0-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率49%
5枠 1-0-0-18 複勝率5.3% 複勝回収率23%
6枠 0-0-4-16 複勝率20.0% 複勝回収率59%
7枠 2-2-0-16 複勝率20.0% 複勝回収率67%
8枠 0-1-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率83%
1〜4枠
前走4角通過3番手以内 4-2-3-16 複勝率36.0% 複勝回収率162%
前走4角通過4番手以下 3-5-3-42 複勝率20.8% 複勝回収率68%
5〜8枠
前走4角通過3番手以内 3-1-0-22 複勝率15.4% 複勝回収率94%
前走4角通過4番手以下 0-2-4-45 複勝率11.8% 複勝回収率42%
枠順別成績は1枠が勝率・連対率・複勝率のすべてにおいてトップとなる好走率を記録している。昨年、14頭中14人気の
サイモンラムセス(1枠1番)が3着に逃げ粘ったことで複勝回収率を大幅に上昇させているが、それを除いても1枠は複勝回収率150%と非常に優秀だ。
また、5〜8枠は前走の脚質でも線引きがしやすく、先行力や機動力のない馬は割り引かざるを得ないだろう。ちなみに前走4角4番手以下から連対した2頭は、
ヒストリカル(17年2着)と、その叔父
バトルバニヤン(11年2着)という血の繋がりも興味深い。
最後に、元々開催日程の安定しない重賞ではあるが、今年は開催日割の変更に伴い1回小倉12日目に施行される。例年よりも馬場の傷みが進んだ状態で行われる点には注意が必要だ。