22日に東京競馬場で行われる
ダイヤモンドS(4歳上・GIII・芝3400m)の舞台となる東京芝3400m。このコースについて解説していく。
東京の芝コースは一周2083m(Aコース使用時)。これは新潟芝コースに次ぐ大きさで、ゴール前直線525.9m、高低差2.7m、幅員41mという数字も含めて、まさにチャンピオン決定戦に相応しいコースだ。
芝3400mは向正面直線の真ん中からのスタート。そこからコースを約1周半走る(Dコース使用時の一周距離は2139.6m)。初角となる3コーナーまでは約260m。道中に何度もアップダウンを繰り返し、最後に525.9mの直線が待ち構える非常にタフなコース設定だ。なお、この東京芝3400mが使用されるのは、
ダイヤモンドSだけである。
1回東京はDコースで行われる。春競馬に向けて芝の内側を温存するための施策で、内ラチから9mも外側に柵が設けられることになり、その分、幅員も狭くなる。
ダイヤモンドSは開催7日目=Dコース使用7日目となる。先週の競馬では外からの差しも目につきはじめ、内目の馬場が荒れ始めている様子が窺えた。日曜日に道悪で競馬が行われたこともあり、一層、スタミナを問われる形になりそうだ。過去5年で1番人気が4勝。素直に長距離実績のあるタイプを重視したい。