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【阪急杯】ジョイフル初タイトルへ!川又、闘志燃やす「チャンス生かしたい」

デイリースポーツ
  • 2020年02月26日(水) 06時00分
 「阪急杯・G3」(3月1日、阪神)

 川又賢治騎手(22)=栗東・フリー=とジョイフルが、人馬ともに重賞初制覇を狙う。前走のシルクロードSは重賞初挑戦で0秒3差の7着。今回1Fの距離延長で阪神コースとなるが、実績を残しており、むしろ歓迎だ。静かにチャンスをうかがっている。

 先週はダイヤモンドSを5年目の木幡巧が勝ち、小倉大賞典では6年目の鮫島駿がうれしい重賞初制覇を飾った。「勢いがあるうちに続きたいですね」。そう熱い思いを口にしたのが、ジョイフルとコンビを組む4年目の川又だ。ジョイフルにまたがって一発を狙う。

 重賞初挑戦だった前走のシルクロードSは、チャンスがあると期待は大きかったが、結果は7着。ただ、「勝負をしにいって負けてしまいましたが、1200メートルの重賞のペースでついて行くことができました。もっと置かれるかと思っていたので、次につながるレースにはなりました」と、あくまで前を向いている。

 今回は1F距離が延びるが、「条件的には1400メートルがベストです」と鞍上はきっぱり。吉村師も「1200メートルでも結果は出せているが、ちょっと忙しいですからね」と同調し、状態面に関しても「前走を使ってからも、変わりないですね。丈夫に使えるのが強みです」と胸を張った。

 「この馬のことは川又君が一番分かっているし、オーナーサイドも川又君で、と言ってくれている。それに応える競馬をしてほしいですね」と指揮官は全てを託す構え。その言葉を受けた若武者は「自分にとって思い入れの深い馬ですし、こうやって頂いたチャンスを生かしたい」と闘志を燃やす。2走前のタンザナイトSで見せた大外一気の脚は、重賞でも通用するもの。思いの丈を手綱に込めて、初タイトル奪取へと、まい進する。

提供:デイリースポーツ

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