スマートフォン版へ

メルボルンC、デルタブルース歴史的快挙!

  • 2006年11月07日(火) 13時00分
 現地時間7日、豪・フレミントン競馬場で行われたメルボルンC(3歳上、豪G1・芝3200m、1着賞金約2億7000万円)は、岩田康誠騎手騎乗の7番人気デルタブルース(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)が好スタートから道中は3番手につけ、直線では外から追い込む同厩の1番人気ポップロックを半頭差抑え優勝。豪州競馬最大のイベントであるこのレースで、日本馬として史上初の快挙となる勝利を果たした。勝ちタイムは3分21秒42(良)。さらに4.1/2馬身差の3着には4番人気メイビーベター Maybe Betterが入った。

 勝ったデルタブルースは、父ダンスインザダーク母ディクシースプラッシュ(その父Dixieland Band)という血統。04年の菊花賞(GI)を8番人気で制し、重賞初勝利をGIで達成。その後、04年ジャパンC(GI)で3着、05年ステイヤーズS(GII)に勝ち、今年に入ってからは京都記念(GII)5着、阪神大賞典(GII)3着、天皇賞・春(GI)10着と精彩を欠いたが、前哨戦のコーフィールドC(豪G1)では僅差(長首+短首)の3着と好走していた。通算成績21戦6勝(重賞3勝、海外2戦1勝)。

 メルボルンCは豪州競馬最大級の、今回が146回目という長い歴史を誇るレース。南半球以外の馬が勝ったのは過去、93年Vintage Crop(愛)、02年Media Puzzle(愛)の2回だけで、アジア調教馬が勝ったのも初めての快挙だった。

 鞍上の岩田康誠騎手は初の海外重賞勝ち。管理する角居勝彦調教師は05年アメリカンオークス(米G1、シーザリオ)、05年香港マイル(香G1、ハットトリック)に続く海外G1・3勝目となった。

 日本調教馬の海外G1制覇は、今年5月のコスモバルクによるシンガポール航空国際C(星G1)以来12頭目(15勝)。南半球では初。日本馬が海外のG1でワンツーフィニッシュしたのは、02年香港のクイーンエリザベスC(エイシンプレストンアグネスデジタル)以来2回目。

 デルタブルースの父は96年の菊花賞ダンスインザダークで、父内国産馬の海外G1制覇は05年アメリカンオークス(米G1)のシーザリオ以来2頭目となる。ちなみに、角居調教師と生産者のノーザンファームはシーザリオと同じチーム。

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す