現地時間29日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジC(ダ1800m・1着賞金1000万ドル=約11億円)に、日本からは
クリソベリル(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)と
ゴールドドリーム(牡7、栗東・
平田修厩舎)が参戦する。
クリソベリルは10番枠、
ゴールドドリームは1番枠からのスタートとなる。
■
クリソベリル(音無調教師) 10番枠
「(1番目に名前を選ばれたが)その前に何番目に選ばれるかと思っていたら、いきなり選ばれたので『えっ』と思いました。奥と手前のボールで悩んで、一番手前を選んだんです。地元のジョッキーの話を聞いていないので、スミヨンさんに内と外とどっちがいいのか聞いてみたいですね。ワンターンでホームストレッチが長いから好位を取れるんじゃないかと思います。
馬は落ち着いていますよ。こちらに来たときに体が減ったので、慎重に調整しています。560キロで日本を出発して、着いたときは540キロ。昨日、今日(25、26日)はカイバをバンバン食べているし、減りはしないと思います。544〜546キロで出せれば。明日(27日)はスミヨンが乗って、3ハロンをやれば十分。ドバイとは砂質が違うみたい。相手関係もあるし、やってみないとわからないですね。砂質が合うかどうか」
■
ゴールドドリーム(平田調教師) 1番枠
「どっちでも行ける真ん中の枠がいいかと思ったが、ほぼ埋まっちゃったのでどこでもいいかと。火曜に助手騎乗で追い切ったが、なかなかいい動きだった。昨年の
チャンピオンズCのときが申し分ない状態だったが、それに近いくらいのデキ。こっちの砂はグリップが強くて、キック
バックが少ない。日本の砂とはまったく違うと思うが、
ゴールドドリームにとってそんなに難しくないのかなという気がする。
引退説が一部でささやかれて、もうそんなに競馬を使えないのかと思っていたが、こんなに大きな舞台で世界の強豪と相まみえることができるのは本当に光栄。どこまでやれるか楽しみにしている。ここまできたら、何かしら結果を残したい」
(取材:橋本樹理)