中山記念(GII・中山芝1800m)を最後に引退予定なのが、
福島記念(GIII・2016年)、
小倉大賞典(GIII・2017年)、
関屋記念(GIII・2017年)と重賞3勝の
マルターズアポジー(牡8・美浦・
堀井雅広)だ。26日(水)に南Bコース(ダート)で武士沢友治騎手が手綱を取って最終追い切りを行った。
■堀井調教師のコメント
「いよいよラストランですね。中山の新馬戦(2015年2月28日・1着)でデビューして、このレースで40戦目になります。大きな怪我もなく、ここまでよく頑張ってくれました。最後に武士沢騎手で出走させられるのは良かったです。あとはこの馬の競馬ができればと思います」
■武士沢騎手のコメント
「先週しっかりやっていますし、今週はBコースで単走で調整程度の追い切りをしました。少頭数ですがメンバーが強いですし、あとは自分の競馬ができればと思います」
阪神JF(GI・2016年)、
オークス(GI・2017年)のGI2勝を含めて重賞3勝の
ソウルスターリング(牝6・美浦・
藤沢和雄)も、このレースがラストランになる公算が大きい。最終追い切りは、26日(水)、坂路コースで単走で行われた。
■藤沢調教師のコメント
「
エプソムC(GIII)、
府中牝馬S(GII)とここ2戦は出走取消が続いていましたが、今回は爪も問題ないですし、牧場から帰厩してからも順調に乗り込んできました。今週の追い切りの動きも良かったです。4回コーナーを回る中山の1800mの条件はこの馬に悪くないでしょうし、頑張ってほしいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)