「
阪急杯・G3」(3月1日、阪神)
デビュー4年目の
木幡育也騎手(21)=美浦・藤沢和=が、自厩舎の
ライラックカラーとのコンビで
阪急杯に挑む。兄・巧也は先週の
ダイヤモンドSを、しんがり人気の
ミライヘノツバサで制覇。「自分も続きたいですね」と気合は満点だ。
ライラックカラーは調教から付きっきりで手綱を取り、癖を知り尽くした相棒。最終追い切り翌日の26日も、坂路下の角馬場で15分ほどまたがり感触を確かめた。「追い切りは軽快な動きでした。状態はいいと思います」と手応えを感じている。
実戦での騎乗は、3勝クラスを勝った2走前が初めて。その時の騎乗を師匠の藤沢和師は、「落ち着いていたね。うまくなっているよ」と評価する。
連勝中で勢いに乗っているとはいえ、今回は初の重賞挑戦。骨っぽい相手とは初の手合わせになる。「力をつけているし、それなりにやれると思います」と、木幡育は自身6度目の重賞
アタックに力が入っている。伸び盛りの人馬が、波乱を呼ぶか。
提供:デイリースポーツ