今回で94回目という伝統のレースで、勝ち馬では2011年の
ヴィクトワールピサ、14年の
ジャスタウェイ、18年の
ドゥラメンテはこのレースからドバイへ遠征し、17年
ネオリアリズム、昨年の
ウインブライトは香港で結果を残した。別定戦だけに強い馬が有利。高い能力を要求されるのはもちろんだが、コーナーを4回まわるト
リッキーなコースで器用さも要求されるレースだ。
少頭数ながらも充実のメンバーで、加えて
マルターズアポジーの参戦でよどみのない流れになりそうだ。◎
ダノンキングリーに期待する。
マイルCSは案外だったが、インコースで器用な立ち回りをみせた
皐月賞のレースが印象的。その後、ダービー2着のち、
毎日王冠では古馬を一蹴。2度目の騎乗となる横山騎手の手綱さばきにも期待したい。
3連覇を狙う○
ウインブライトは中山競馬場の1800mは4戦4勝。コース適性では他の追随を許さない。ただ、過去2年は
中山金杯からの挑戦だった。条件は異なるとはいえ、休み明けは苦にするタイプかもしれず、加えて乗りなれた松岡騎手が落馬負傷のために騎乗できないのは、少なくともプラス材料ではないはずだ。
昨年、
ウインブライトにクビ差の接戦だった▲
ラッキーライラックも侮れない。昨年は
ハイラップで飛ばす
マルターズアポジーを自ら捕まえにいく厳しい競馬だった。最後は力尽きてしまったが勝ちに等しい内容だったと記憶している。
少頭数競馬だけにあまり手を広げられないが、GI・2勝の△
インディチャンプも無視できない存在だ。