ルーキーがいきなり魅せた。1日にデビューした
泉谷楓真騎手(18)=栗東・本田=が、同日の阪神1Rで
メイショウヒバリに騎乗し、見事に勝利。11年
嶋田純次騎手以来、史上46人目のJRA初騎乗初勝利を飾った。
JRA史上初の無観客競馬の上、1着同着での達成も史上初。記録にも記憶にも残る、ドラマチックなデビュー戦となった。泉谷は「お客さんがいなくて模擬レースみたいな感じでしたが、実際のレースはペースが全然違いました。頭数も多いし、雰囲気が違いましたね」とプロの真剣勝負を肌で実感した。
1着同着には「ゴール前は向こうの方が勢いがありましたからね。ゴール板を過ぎてから横を見たので“差された”と思っていました(笑)。でも、自分がもっとうまく乗れていたら、同着じゃなくても1着になれていたはず。技術を磨きたいです」と振り返り、今週はスッキリとした2勝目を狙っている。
今週は土日ともに阪神で計11鞍に騎乗する。V候補は、自厩舎の土曜阪神6R
メイショウチタンだ。「調教の動きは良かったです。千四でいい勝ち方をしていますし、リズム良く運べれば」。3キロ減を生かした、思い切りのいいレースを期待したい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ