1着馬に
高松宮記念(3/29・GI・中京芝1200m)の優先出走権が与えられる
オーシャンS(GIII・中山芝1200m)に美浦から出走する注目馬6頭について、関係者のコメント。
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タワーオブロンドン(牡5・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師
「3歳時の
NHKマイルC(GI・12着)は不利があって競馬になりませんでした。そこから立て直していって、昨年春には
京王杯SC(GII)を勝つことができました。
ルメール騎手が早い時期から短距離が合いそうと話をしていましたし、函館SS(GIII・3着)からは1200mを使ってきています。今週(3/4)の追い切りは、抑えきれないくらいの走りで元気でした。
高松宮記念(GI)に向けて良い競馬をしてほしいです」
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ナックビーナス(牝7・美浦・
杉浦宏昭)について、杉浦調教師
「前走(
タンザナイトS・OP・2着)後は短期放牧を挟んで、引き続き順調です。年齢的な衰えは見られず、状態も変わりありません。今週(3/4)の追い切りでも頑張って走っていて、動きもまずまずでした。このコースの相性は良いので、あとはいろいろな条件がうまく噛み合ってほしいですね」
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レジーナフォルテ(牝6・美浦・
佐藤吉勝)について、岩本調教助手
「前走(カーバンクルS・OP・3着)は前めで競馬をして残ったのはこの馬だけでしたし、力のあるところを見せてくれました。前走後は放牧を挟んで、いつものようにレースの1か月前に帰厩しています。今週(3/4)の追い切りの動きも良く、レースが近いことも理解しているようです。中山1200mは走り慣れていますし、メンバーが揃っている中でも頑張ってほしいです」
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ハウメア(牝6・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師
「馬体が良くてスピードがある馬です。中間もしっかり乗り込んできて、仕上がりもよさそうです。ラストレースの予定なので無事走ってくれればと思いますし、良い繁殖牝馬になってくれると思います」
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キングハート(牡7・美浦・星野忍)について、星野調教助手
「以前から集中力が途切れる面があるので、ブリンカーを装着してレースに臨みます。調教でも効果が見られました。前走は58キロを背負いながら、最後しっかりと脚を使ってくれました。ここまで順調に調整を進めてきましたし、ブリンカー効果で集中力を切らさず走ってほしいです」
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カッパツハッチ(牝5・美浦・
矢野英一)について、矢野調教師
「前走(
ルミエールオータムD・L・7着)は、原因ははっきりしないのですが、右にモタれて走っていました。爪の不安がありましたし、コンスタントに使ってきていたので、前走後は放牧に出してリフレッシュしました。休み明けでも仕上がりは問題なく、馬場は多少緩くなっても大丈夫でしょう。中山でも勝っていますし、多少コーナーのあるコースも良いと思います。いろいろな意味で、競馬慣れしていってほしいと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)