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サトノフラッグなど、弥生賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2020年03月06日(金) 18時55分
 3着まで皐月賞の優先出走権が与えられる弥生賞ディープインパクト記念(GII・中山芝2000m)に美浦から出走する各馬について、追い切り後の関係者のコメント。

ワーケア(牡3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師

「前走(ホープフルS・GI・3着)はスタートして挟まれてしまい、消化不良の一戦となりました。体は少し余裕があって重めだったので、今週(3/4)の追い切りは後ろから追いかけてプッシュする形でしっかりとやりました。右回りの追い切りになると若干渋くなりますが、最後はしっかり追ってみたいと考えていました。

 ルメール騎手も少し重いと言っていましたが、トライアルとしては仕上がり具合は十分でしょう。これからまだ良くなる馬なので、クラシックに繋がるレースをしてほしいですね」

サトノフラッグ(牡3・美浦・国枝栄)について、国枝調教師

「先週はウッドチップコースで追い切って、今週(3/4)の追い切りは坂路でやっています。前に馬を置いて、その馬に並んでからも前に出ようとしていましたし、良い動きでした。初戦(新馬・6着)はまだ競馬をわかっていない感じがありましたが、使われてきて競馬がわかってきましたし、前走(1勝クラス・1着)も最後しっかりと脚を使って良い内容で勝てました。

 以前は重苦しい体つきでしたが、今はシャープになってきましたし、前向きさも出てきました。乗りやすい馬なので、中山へのコース替わりも問題ありません。武豊騎手が騎乗してくれるのは頼もしいですし、ディープインパクトの産駒の中でもレベルの高い馬だと思います」

オーソリティ(牡3・美浦・木村哲也)について、木村調教師

「いつも良い動きをする馬で、そういう意味でも今週(3/4)はいつも通りに追い切りができたと思います。馬房での雰囲気や馬体をチェックする時、あるいは操作性など前回厩舎にいた時より、機嫌が良いと言いますか、コミュニケーションが取れているという感じがします。

 前走(ホープフルS・5着)は向こう正面までロスが大きくて競馬になっていなかったので、普通に競馬をしてどこまでやれるかですね。パワーがありますし、雨が降っても大丈夫だと思います」

ブラックホール(牡3・美浦・相沢郁)について、相沢調教師

「前走(ホープフルS・9着)の時は状態は悪くはなかったのですが、前に行く競馬が合わなかったのではないかと思います。

 札幌2歳S(GIII・1着)の時のようにしっかりと時計を出した方が良いと考え、中間や今週(3/4)もビッシリ追い切りました。動きは良かったです。道悪は経験がないのでわかりませんが、前半自分のリズムで走らせて、最後に脚を使うような競馬ができればと思います」

ウインカーネリアン(牡3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師

「前走(セントポーリア賞・1勝クラス・6着)は、体が戻ってこなくてセーブしながらの調教だったので、今ひとつ頑張れませんでした。

 前走後は在厩で調整していて、体も戻ってきていて順調ですし、今週(3/4)の追い切りの動きも良かったです。父(スクリーンヒーロー)譲りの根性がある馬ですし、重賞で相手が強くなりますが、前々で運んで渋太さを生かす競馬をしてほしいですね」

オーロアドーネ(牡3・美浦・戸田博文)について、斎藤調教助手

「新馬戦(1着)の内容が良かったですね。好位置につけて上手に競馬ができました。あの競馬内容なら中山へのコース替わりも問題ないでしょう。

 普段テンションが高いところがあるので、新馬戦の後どうなるかと思いましたが、デビュー前より落ち着きが出て良い方向に行っています。1度使って折り合いがつくようになりましたし、距離も持つと思います。

 今週(3/4)の追い切りも落ち着きがありましたし、折り合いもついていて良い感じでした。メンバーは揃っていますが、これから先どのくらいやれるかの目安になるのではないかと思います」

アラタ(牡3・美浦・和田勇介)について、和田調教師

「先週しっかり追い切っていますので、今週(3/4)は軽めにやりました。現状では良い走りだったと思います。調教や競馬で反応が鈍くエンジンがかかるまで時間がかかる馬ですが、前走(未勝利・1着)はそのあたりを考えてジョッキーも乗ってくれました。切れる脚を使う馬ではないので、他馬が苦にするようなら道悪はプラスに働くかもしれません。

 まだ緩さがあるので良くなるのはまだ先でしょうけど、前走よりもその緩さも改善されてきました。あとは重賞でどこまでやれるかでしょうね」

(取材・文:佐々木祥恵)

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