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【弥生賞】サトノフラッグが重賞初V 唯一のディープ産駒、武豊がエスコート

デイリースポーツ
  • 2020年03月09日(月) 07時00分
 「弥生賞・G2」(8日、中山)

 2番人気のサトノフラッグが3連勝で重賞初制覇。新たに父の名を冠した一戦で、クラシックの有力候補へ名乗りを上げた。鞍上の武豊は同レース最多勝記録を更新する8勝目で、前人未到の34年連続JRA重賞制覇となった。2着には1番人気のワーケア、3着には3番人気のオーソリティが入った。

 父をほうふつとさせる走りだった。メンバー中唯一のディープインパクト産駒サトノフラッグが快勝。縦長の展開の中、馬群の中団よりやや後方の8番手につける。3角で外に持ち出し一気にポジションを上げると、4角では先頭をうかがう勢い。重い馬場を苦にすることなく、直線でも力強く伸びて、後続に1馬身3/4をつけ、重賞初挑戦でタイトルを手にした。

 34年連続でJRA重賞制覇を飾った武豊は「初めてまたがったが、馬上から眺めてもディープに似ていた。せっかくチャンスをもらったので勝ちたかったよ」と満面の笑み。05年に主戦だった父でも制しており「いいレースができた。良馬場ならまだまだ良くなりそう。3コーナーで自分から上がろうとしたし、お父さんが中山を走った時と同じようで思い出した」とイメージを重ねた。

 枠順は最内枠だったが、早朝から降り続いた雨の影響で馬場は荒れていただけに、内々を回るのは避けるつもりだった。思い通りのレース運びに、国枝師は「完璧だった。さすが」と名手を絶賛。「強い競馬だった。(1番人気の)ワーケアよりも早めに動いて勝ったんだから」と満足そうにうなずいた。

 次の目標は当然、皐月賞(4月19日・中山)。「このまま厩舎で調整する予定。鞍上は未定でこれから考える」と国枝師。父は無敗の三冠馬に輝き、その後も競馬界に大きな足跡を残しながら、昨夏に急死した。その偉大な背中を追うように、クラシック戦線を歩んでいく。

提供:デイリースポーツ

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