3月14日(土)に阪神競馬場で行われる、第22回阪神スプリングジャンプ(J・GII)に出走予定のシングンマイケル(せん6歳、美浦・大江原厩舎)について、金子光希騎手のコメントは以下の通り。

(3連勝でJ・GI制覇となった、前走の中山大障害を振り返って)
「飛びも一流馬として完成されていましたし、冷静に競馬を運ぶことができたかなと思います。(自身初のJ・GI制覇について)やっと夢が叶ったかなという気持ちです。高市先生とこの馬に錦を飾れたのかなと思います」

(1週前追い切りで騎乗した時の印象)
「確立されたルーティンを守って、順調に仕上げられたかなと思います。障害練習も先週の金曜に行いましたが、本当に言う事がなかったですね」

(そして今朝の最終追い切りは、どのような指示でしたか？)
「輸送もありますので、体調を整える目的で行いました。先週の時点でできているなと感じていましたので、今週は余力を残すくらいのイメージでした」

(レースへ向けて整ったということでよろしいでしょうか？)
「そうですね。万全の状態で向かえる思います。阪神自体も経験しているコースです。唯一経験がないとすれば、オジュウという偉大な王者と走ることですね。胸を借りるつもりで臨みます」

(やはり、オジュウチョウサンを意識してのレースになるんでしょうか？)
「全く意識しないわけではありませんが、相手はオジュウ1頭ではありませんから、レースへいって、周りの馬の状況をみながら複合的に判断したいと思います。この馬自身も今回はマークされる立場になるでしょうから、そうした中で最後に先頭でゴール板を過ぎられれば良いかなと思ってます」

(この馬のストロングポイントは？)
「障害を飛越する際のフィジカルやメンタルのトータルバランスが優れている馬ですね。すごいなと思います」

(注目されている多くのファンへ向けて)
「こういう状況になると仕方ないのですが、できることならばどの馬が勝っても現地で皆さんと感動を分かち合いたいな、というのが本音です。あとは無事で、結果に繋げられたらなと思います」

(取材:小屋敷彰吾)

ラジオNIKKEI