障害王者の
オジュウチョウサン(牡9・美浦・
和田正一郎)と昨年暮れの
中山大障害を制してJGIを初めて勝利した
シングンマイケル(セン6・美浦・大江原哲)の注目の対決が、
中山グランドジャンプ(4/18・JGI)を前にここで実現することとなった。11日(水)、2頭の主戦騎手に追い切りを終えての感触を聞いた。
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オジュウチョウサン(牡9・美浦・
和田正一郎)について、
石神深一騎手「ここまでアク
シデントなく順調に来ました。先週ビッシリと追い切っていますし、阪神への輸送がありますので今週は調整程度の追い切りでした。いつもは1頭で飛越の練習をしていますが、中間は前に馬を置いてやっています。飛越の感触も良く、集中して飛べていました。タスキも得意な方だと思いますし、東京の3100mのコース形態よりはレースがしやすいと思います。強い馬が何頭も出てきますが、こちらも受けて立つという気持ちで臨みたいです」
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シングンマイケル(セン6・美浦・大江原哲)について、
金子光希騎手「順調に来ています。関西への輸送を考えて今週は無理せずサラっと追い切りました。手前の替え方もスムーズでしたし、息の感じも良くて充実しています。ゲートを出てみなければわかりませんが、どこからでも競馬ができる馬ですし、タスキのコースなどをうまく利用して飛越ですんなり上がっていけるのではないかと思います。臨機応変に立ち回れればチャンスはあるでしょう。うまくエスコートして、GI馬に恥じない競馬をしたいです」
(取材・文:佐々木祥恵)