先日、高知の
黒船賞で5番人気の
ラプタスが優勝しました。これは嬉しかった!未勝利を3戦目で勝ち上がったあと、見事な4連勝。続く、
バレンタインSでは初のオープンということもあってか最後の直線で他馬たちに先を越されてしまいましたが、水の浮く不良馬場の
黒船賞では直線で力強く突き放してみせましたね。
鞍上の幸騎手は「ダートではまだまだ底をみせていませんね」と、まだまだ伸びしろがあるであろうと示唆しているとおり、これから先の活躍がかなり楽しみです。
ラプタスの魅力はそのテンションの高さ。
「セン馬になって少し落ち着いた面もあるけれど、テンションは相変わらず高いです」(中山助手)
厩舎でも、いい意味で気の強さをみせているかんじで。のんびりした雰囲気はまったく感じないのですが、それも個性だし、このテンションが張っている感じが
ラプタスらしさだよな〜と思うのであります。
「今後については放牧先での様子次第でしょう。テンションが上がりやすいので、少し落ち着いてくれるといいですね。これからすごく楽しみですし、テンションをうまくコントロールできれば、かなり面白いと思います」(中山助手)
次走は阪神の
プロキオンS(7月12日、阪神ダート1400m)、地方
さきたま杯(5月27日、浦和ダート1400m)、東京の
オアシスS(4月25日、ダート1600m)などのプランがあるようですが、まずは
ラプタス自身が放牧先で
リラックスして疲れを癒すのが先決ですね。
(取材・文:花岡貴子)