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アシャカトブ&ワイルドカード、マーチS1週前厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2020年03月19日(木) 18時30分
 前走の上総S(3勝クラス)を勝ったアシャカトブ(牡4・美浦・小笠倫弘)は、3歳前半は未勝利、500万下と連勝してユニコーンS(GIII・6着)にも出走。3歳秋には3勝目を挙げているように、当時から素質の片鱗をのぞかせており、古馬オープンに昇級初戦となる今回も注目だ。

 1週前追い切りは19日(木)にウッドチップコースで3頭併せ(最内)で行っている。追い切り後の小笠調教師のコメント。

「前走後も順調に来ていて、今週は後ろから追いかけ直線では3頭併せの内に入っての追い切りでした。前走よりさらに上昇しているような感じですね。

 今回は重賞でレベルが高くなりますが、その辺はハンデ差で補えればと思います。3歳時はユニコーンSでもまずまずの競馬をしていますし、このクラスでも頑張ってほしいですね」

 昨年秋に錦秋S(3勝クラス)、ベテルギウスS(L)と2連勝と充実してきたのが、ワイルドカード(牡6・美浦・木村哲也)だ。

 1週前追い切りは18日(水)に、来週の高松宮記念(GI)に出走するステルヴィオと併せて、ウッドチップコースで一杯に追われた。木村調教師のコメント。

「昨年末にベテルギウスSに勝った後は放牧を挟んで、約40日前にトレセンに入厩して調整をしています。今週の追い切りは、まだ少し重い感じがしました。ただステルヴィオと併せてレベルの高い追い切りができましたので、それが良い効果になってくれればと思います。

 以前中山で大敗(18年12月・立志S・1600万下・16着)していますが、その時は後ろ脚が前脚にぶつかってしまって、前脚の蹄球に外傷を負ったのが敗因だと考えています。以前よりバランスが良くなって、年齢を重ねて体も強くなってきました。

 前走右回りで勝っているように今はコースの回りは気にならなくはなってきていますが、右回りよりも左回りの方が楽に走れるようです」

(取材・文:佐々木祥恵)

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