netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
スプリングSの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【角居勝彦厩舎×
M.デムーロ騎手(
ファルコニア)】
直近5年、角居勝彦厩舎の馬で最も勝利を挙げているのが44勝の
M.デムーロ騎手。次位の
C.ルメール騎手が19勝だから
ダブルスコアとなる圧倒的な数字で、44の勝利の中には、15年
チャンピオンズC(
サンビスタ)、15年
朝日杯FS(
リオンディーズ)、17年
菊花賞(
キセキ)という3つのGIレースが含まれている。182回騎乗しての複勝率57.1%は、まさに主戦と呼ぶのにふさわしい安定感だ。「直近1年」では複勝率48.5%と数字が下がっているが、
M.デムーロ騎手自身がやや不振だったことを思えば許容範囲だろう。
ファルコニアは社台サラブレッドクラブで募集価格1億3000万円という良血馬。前走の
あすなろ賞ではハナ差の接戦を勝ち切り、ここへと駒を進めてきた。21年2月での解散を表明している角居調教師にとって、クラシック挑戦はこの世代が最後。主戦騎手による渾身の手綱捌きを期待したい。