22日に中山競馬場で行われるスプリングS(3歳・牡牝・GII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。

　過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが2番と10番。3回で1番、4番、5番、8番が続き、2回が7番、9番、12番となっている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　2-2-1-8　複勝率38.5％　複勝回収率79％
2枠　1-1-1-12　複勝率20.0％　複勝回収率62％
3枠　2-1-1-12　複勝率25.0％　複勝回収率72％
4枠　0-3-0-14　複勝率17.6％　複勝回収率52％
5枠　1-1-1-15　複勝率16.7％　複勝回収率61％
6枠　2-1-3-14　複勝率30.0％　複勝回収率56％
7枠　0-1-0-19　複勝率5.0％　複勝回収率8％
8枠　2-0-3-15　複勝率25.0％　複勝回収率77％

【前走1〜3人気】
1〜4枠　3-5-1-22　複勝率29.0％　複勝回収率77％
5〜8枠　5-3-6-29　複勝率32.6％　複勝回収率85％

【前走4人気以下】
1〜4枠　2-2-2-24　複勝率20.0％　複勝回収率54％
5〜8枠　0-0-1-34　複勝率2.9％　複勝回収率7％

　1枠が勝率・連対率・複勝率・単勝回収率・複勝回収率、すべてにおいてトップとなる成績を収めているが、複勝回収率においては次点で大外の8枠が続き、一概に外枠が凡走傾向にあるとも明言できないようだ。

　ただし、5〜8枠から3着以内に好走した15頭中14頭は前走1〜3人気に支持されており、17年サトノアレス(7枠9番・1人気4着・前走6人気)、13年フェイムゲーム(7枠14番・6人気4着・前走7人気)など、前走4人気以下となると重賞勝ち馬でも苦戦している点には注意したい。