天皇賞・春の前哨戦で、今年で68回を数える。過去には、
テンジンショウグン、
レオリュウホウ、
ネコパンチの3頭が単勝万馬券で制しており、別定のGIIにしては荒れることが多いというのが一つの特徴と言えるだろう。
1.基本的に前有利
阪神開催だった11年を除く過去9年で、4角5番手以内だった馬が7勝、3番手以内に絞っても5勝をあげている。12年には
ネコパンチが12番人気で逃げ切り勝ちを収め、17年には7番人気の
ミライヘノツバサが4角先頭の競馬で2着など、積極的な競馬をした人気薄が激走するケースもままある。
2.前走の距離に注目
過去9年、前走が2000m以下の距離だった馬は[0-0-3-24]で複勝率11.1%しかない。また、3000m以上だった馬も[1-1-1-23]で複勝率11.5%。前走の距離が2200〜2500mだった馬が3着以内の大半を占める。
3.乗り替わりは苦戦気味
過去9年で、前走からの継続騎乗だった馬が[7-3-6-33]で連対率20.4%・複勝率32.7%と優秀なのに対し、前走からの乗り替わりとなった馬は[2-6-3-62]で連対率11.0%・複勝率15.1%。もちろん乗り替わりが功を奏すケースもあるが、ト
リッキーなコースで行われるレースなだけに、継続騎乗の方が心強い。
ガンコは前走の
京都記念で長期の休養から復帰。いきなり好走とはいかなかったが、直前の調教で好タイムを出すなど復調の兆しはみせていた。一叩きされて状態は更に上向いており、今回は2年前に制したレースに替わる。スムーズに先行できれば変わり身あってもおかしくないだろう。