「
桜花賞・S1」(25日、浦和)
開催3日目の11Rで行われ、3番人気の
アクアリーブルが先行集団の後方から追い上げ、直線の叩き合いを制した。2着は先行した4番人気の
テーオーブルベリー、3着には6番人気の
ルイドフィーネが粘った。断然の1番人気に支持された
レイチェルウーズは、中団から伸びを欠いて5着に終わった。
なお、1〜3着馬は「第34回
東京プリンセス賞・S1」(4月28日・大井)、1着馬は「第56回
関東オークス・Jpn2」(6月10日・川崎)の優先出走権を獲得した。
アクアリーブルは満開の桜を思わせるピンクのメンコで、ゲートを勢いよく飛び出すと好位で競馬。「少し掛かり気味だったので3番手に下げた」と山本聡は落ち着いてエスコート。逃げる
ボンボンショコラ、
テーオーブルベリーを見ながら流れに乗った。
最終3角からじわじわと進出。「ゆっくり仕掛けて、直線へ向いたときは交わせる手応えだった」。1番人気の
レイチェルウーズは伸びる気配もなく、ゴール前でブル
ベリーを退け、牝馬クラシックの1冠目をつかんだ。
母の
アスカリーブルは牝馬2冠。この
桜花賞だけ出走がかなわなかった。そして、管理する佐藤賢師は2006年の牝馬三冠を達成した
チャームアスリープの子、
ブラヴールで18日の
京浜盃を制したばかり。「追い切りの時計、馬体も良かった。状態がいいので右回りの千八も心配ない」と、指揮官は
東京プリンセス賞へ照準を合わせた。
提供:デイリースポーツ