28日に中山競馬場で行われる
日経賞(4歳上・GII・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ハーツクライ。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
マンハッタンカフェ、
ステイゴールド、
チーフベアハート、
アドマイヤドン、
マーベラスサンデー、
ディープインパクトとなっている。
ハーツクライ産駒は「1-4-0-6」。
ウインバリアシオンが、15年2着、14年1着、12年2着、とリピーターとして活躍するほか、18年
チェスナットコート(7人気2着)、13年
カポーティスター(9人気2着)が人気薄で連に絡む活躍を見せた。今年は
サトノクロニクル、
ポンデザールの2頭が出走予定。
初出走の
トーセンホマレボシ産駒は
ミッキースワローが上位人気と目される。父系祖
父ディープインパクトの産駒が「0-0-2-9」と冴えない成績なだけに過信しづらいが、自身は同じコースで行われた一昨年の
有馬記念でメンバー最速タイの上がりを計測している。
同じく初出走となる
ディープブリランテ産駒の
モズベッロも
ディープインパクトの孫世代。先述の通り血統面では素直に飛びつけないかもしれないが、
日経新春杯からのローテーションは昨年の勝ち馬
メイショウテッコンと同じ。また、同一の臨戦過程で17年
シャケトラ、15年
アドマイヤデウスも勝ち馬となっており、いずれも4歳馬という点でも強調できそうだ。
ステイゴールド産駒は「1-1-0-13」。13年1着
フェノーメノ、19年2着
エタリオウ、どちらも1人気に支持されていた人気馬で、2・3人気は「0-0-0-6」、4人気以下は「0-0-0-7」と2人気以下の好走例がない点は少々気がかり。今年は
エタリオウ、
クレッシェンドラヴ、
スティッフェリオ、
マイネルカレッツァの4頭が出走予定。