有馬記念と同じコースで行われ、優勝馬には
天皇賞・春への優先出走権が与えられるレース。近年、優勝馬は苦戦傾向だが13、14年の天皇賞を連覇した
フェノーメノは、ここを
ステップに本番を制したほか、14年の
ウインバリアシオン、10年の
マイネルキッツが
天皇賞・春で2着と好走している。
1戦毎に力をつけている印象の◎
モズベッロ。前走の
日経新春杯は52キロのハンデに恵まれたのも確かだが、インで巧みに脚を溜め、最後は力でねじ伏せるような内容は豊かな将来性を感じさせた。まだまだ子供っぽさを残しているが、今回のメンバー相手でも楽しみな逸材だ。過去2戦、中山競馬場では思うような結果が出ていないが、昨年暮れの
グレイトフルSでは出走メンバー最速の上がりタイムを記録しており、とくに不得意な印象もない。
○
サトノクロニクルは17年
チャレンジCの勝ち馬で、ダービー2着
サトノラーゼンの半弟。器用さには欠くものの、良い脚を長く使うタイプでスタミナには定評がある。3歳時に挑戦した
有馬記念は勝った
キタサンブラックからコンマ7秒差。1年半ぶりの実戦となった前走は競走中止馬の影響をもっとも受けたが、最後は盛り返して5着だったが、衰えぬ闘争心を示し、スムーズな競馬ができていればと惜しまれる。実戦を1度使われたことで上積みも期待できる。
末脚鋭い▲
ミッキースワローが2番手。前走の
AJCCは勝負どころで故障した馬の影響を受けたのが大きかった。中山競馬場では
セントライト記念優勝含め7戦して2勝2着2回。距離はギリギリかもしれないが、18年
ジャパンCは5着で、同年
有馬記念では出走メンバー最速の上がりタイムで勝ち馬
ブラストワンピースからコンマ9秒差でゴールしている。
前走の
日経新春杯は最後の直線で不利があった△
レッドレオンと上昇味あふれる△
サンアップルトン。昨年の2着馬△
エタリオウと、一昨年の優勝馬△
ガンコまで抑えておきたい。