ダノンスマッシュは昨年の夏から函館ス
プリントでの除外、国内情勢悪化で不安視された香港遠征、そして新型コ
ロナウイルスの影響で競馬開催が危ぶまれる
高松宮記念と、三度も自らの体調とは無関係の理由での受難を強いられています。
そんな中、無事ここまで順調にこれているのは何よりです。
「今回は本当に馬が
リラックスしている。このような困難はありますけれども、なんとか頑張って欲しいと思います」と安田師。
安田師はもう1頭、
ダイアトニックも出走させますね。デビューからしばらくは体質の弱さが目立っていましたが、ここにきてかなりしっかりしてきたようです。
「最初のうちは一度レースを使うとガタっとくるので間隔を詰めて使えませんでした。昨年の暮れあたりから馬がしっかりし出しましたね。今回は中2週ですが体調面は問題ありませんよ」
安田厩舎といえば2012年の
高松宮記念では1着が
カレンチャン、3着が
ロードカナロア、4着が
ダッシャーゴーゴー、8着が
トウカイミステリーと4頭すべてで賞金や出走奨励金を稼ぎ出した実績があります。やはり、この厩舎の短距離GIでの複数出しは狙わないわけにはいきません。
「
ダイアトニックはGIは2回目ですが、出して恥ずかしくない状態です。2頭とも結果を残してくれると思っています」
(取材・文:花岡貴子)